久しぶりの癌病棟で
美味しく食べられることが健康の証、みんなの『美味しく食べたい』思いが続きますように。
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夫の“偲ぶ会”の司会をされる方から「亡くなられた状況…と言うか死に繋がった直接の原因は分からないでしょうか」と問い合わせがありました。
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闘病の日々に付いては日記のコピーをお渡ししたのですが、最後の数日は私も良く覚えてないほどで。
ブログを読み返しても、夫の容態に関してはちゃんと書いてありますが、具体的な死因は書いていません。
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当然と言えば当然なのでしょうが、死亡診断書にも『末期癌に因る』と。
でも、司会される方は「末期癌であちこちに転移されても頑張られたTさんが、最期は何処の癌が死因になったのか知りたい」と仰います。
なので、受け持ち医だった、あの顎鬚のT医師に問うために癌病棟に行きました。
このところ、外来の処置室でもなかなか会えなくて、お話しする機会も無かったし、私の外科外来処置が終わってしまったので、久々の病棟へ。
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エレベーターを降りた途端に、目ざとい看護師さんが「あ、Tさん…お久しぶりです」
そして、手の空いた看護師さんたちが次々に集まり、話が弾んで。
「もう1年になるのね、何だかつい昨日のような気がする」と言ってくださる方が殆ど。
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「足に大きな怪我をしたんだって?、T先生やH先生が心配してたのよ。
まだ完治してないの?、不自由そうだね」で、経過をザッと報告。
「次々にいろいろあって大変だけど、外科と縁が切れないようにってかな?
そんな縁は要らないよね、病院には縁が無い方がいいんだけど。
でも、こうして、たまに来てくれると嬉しいわぁ」
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何処も、どなたも、すべてが懐かしかったのですが、皆さんのお仕事の邪魔をするわけにはいきませんから、まずは用件を…。
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同じ外科でも、医師は外来の診察室にも来るし、シフト次第で処置室にも来ます。
でも、看護師さんたちは入院病棟と外来とは受け持ちがはっきり分かれます。
だから、外来に通院していると医師や看護助手さんとは会うことがありますが、入院病棟の看護師さんたちには会いません。
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会いに来たT医師は「このところ手術が続いて、今日は久しぶりに休養中」とのこと。
「緊急手術が入らなければ、月曜日の外来で会えるようにメモを入れておくから」と、夫の受け持ちだった看護師Oさん。
話し出すとキリが無いので、話したい気持ちを断ち切って「じゃ、お願いします」
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看護師さんたちが「これから整形外科でリハビリなら、時には上がってきて様子を見せてね。
Tさんが足を引き摺ってるままなんて、みんな嬉しくないからね」
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胸がキュッと熱くなりました…此処はやはり懐かしい温かい場所です。
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今夜は珍しく“これ”と言ったメインがありません。
精肉売り場の前のケースに並んでいた黒豚肉まんが食べたくて夜食用と2個買いました。
ところが、そこでメインにと思ったお肉を買い忘れちゃったんです(他のことに気を取られると、主目的を忘れることが多くなりました)。
黒豚肉まん(レタスのオイスターソース炒め)、春雨と野菜の炒め物、卵焼き、茹で烏賊と蒸し鶏の酢の物、ホウレン草お浸し。
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※なお、コメントは非公開で保留の設定にしましたので、直ぐには反映されませんがご了承ください。
また、悪戯や悪意のコメントは削除させて頂きます。
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夫の思いに酬いるように、元気に生きて行きます。
どうぞ、変わらずに見守って頂けますようお願いします。
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富士通Azbyclub『プラチナブログ』殿堂(08・5)入り
改訂《ば~ばの食べ物事典》ご参考になれば幸甚。
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死に至った直接の原因というのはどうなんでしょうね。
養母は末期の肺がんだったのですが最後は肺炎だったのかな、はっきり聞いた覚えがありません。
というのは、娘の引越しの手伝いにアメリカに行っている最中でしたから。
夫と養母の妹が私に内緒ですべて済ませておいてくれました。
叔母(養母の妹)も一人で急死してしまい、内科に通っていたことから「多分心筋梗塞だろう」と言われました。
「事件性もないし解剖することもないでしょう」と言われて動転していた私は、原因を突き止めることをしませんでした。
なんだかいい加減ですね。
どちらも死に目に会えなかったので実感がわかず、二人の好物を見ると買いそうになったり、台風や地震の時には電話をかけそうになりました。
家族以外の人と亡くなった方の思い出話をできるのはいいことだと思います。
私はできませんでしたから、羨ましいです。
また変なコメントになってしまいました。
コメントにせずにメールにした方が良かったかな~。
変だと思ったらUPしないで頂いても全然気にしませんから。
投稿: MOM | 2012年10月20日 (土) 17時56分
黒豚肉まん、美味しそうです!
何だか、最近ゆっくり食べたことがなくて・・・
一人だと、立ったままキッチンで食べたりしてます。
こんな風に、きちんと自分の為にお料理されるばーば様は、豊かな生活をされてますよ。
早く落ち着きたいけど、まだまだかかりそうです。
それで・・何だたっけ・・・?
ばーば様の入院外科病棟での交流も温かで、ツライ想い出なのにほんわかします。(゚ー゚)
投稿: MONA | 2012年10月20日 (土) 22時10分
人も物も「寿命」というものがありますね。
ご主人様は、精一杯「命の炎」をもやされた。
奥様の横で、ゆらゆらと。奥様のことを気遣いながら
ゆらゆらとゆっくりと燃やされた。命の炎。尽きるまで、
できるだけ、ゆっくりと。
「もう、大丈夫」そうご主人様が決心をしたときに、
天からのお迎えについていかれたのでしょう。
とは、私の理解です。
亡き母は、看護師でした。心に留まった患者さんやご家族の
話をよくしていましたよ。人と人とか気遣いあうこと。
素晴らしいですね。ばーばさま。今日もニッコリね。
投稿: みどり | 2012年10月21日 (日) 01時36分
いつも支えて頂きありがとうございます、更新の大きな気力になります
私自身は亡くなった事実には変わりないので死因まで深く考えてはいなかったのですが、夫の友人たちも高齢になり病気や死が気がかりなんでしょうね
外科の方たちがみんな覚えていてくださる、病棟ですがいまはツライと言うより温かい懐かしい場所になっています
私にとっては死因などどうでもよく、ただ安らかに逝ったと信じるだけです。
いろんな方の記憶にあるってありがたいことですね
投稿: ば~ば | 2012年10月21日 (日) 13時56分
ば~ばさん おはよう^^
本来なら足が遠のく所なんだけど
病棟の皆さんの温かい対応が嬉しいですね。
熱々の肉まんが美味しい季節になりましたね~。
寒いと思って重ね着して出かけたら、暑かったぁ~≧≦
投稿: チーちゃん | 2012年10月21日 (日) 15時50分
ご主人の話が沢山できるところは、きっと嬉しい場所ですよね
病院に縁があるのはあまり嬉しくないかもしれませんがね
まぁ 良くなるまでは嫌がらずに通院しましょう(*´∀`*)
肉まんの美味しい季節になりましたね♪
今年は久しぶりに自分で作ろうかなぁ・・・作るかなぁ・・・
投稿: プチトマ | 2012年10月21日 (日) 15時55分
朝晩は肌寒くても日中の気温が上がったりして、着る物が選び難いですね
スタッフの皆が温かいからかな?、入院病棟なのに懐かしい故郷みたいなの
投稿: ば~ば | 2012年10月21日 (日) 18時05分