オペラ座の怪人
美味しく食べられ、小さな楽しみがある日々…『一病息災』で穏やかに優しく生きていきたい。
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9/26日に予定された“結膜腫瘍摘出”は、思いがけないことでオペ中止・入院キャンセルになりましたが。
実は目に腫瘍と言うことにはツライ想い出があるのです。
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私の叔父は『駒沢オリンピック公園前』…つまり駒澤大学前に住まいがありました。
と言うか今でも叔母も従弟もそこに居ます。
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叔父は“眼の癌”で亡くなりました…自慢の超イケメンの叔父でしたが、30歳代半ばで発病し、最期は顔の半分を失い脳に達して。
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叔父から「目に腫瘍が出来た」と聴かされた時は、その眼が義眼になるのか程度に思っただけでしたが。
義眼から目の周りの皮膚も無くなって『オペラ座の怪人』のような仮面になりました。
やがて顔の半分ほどが人造皮膚と人工骨になり…イケメンがお化け屋敷の人形のようになり…まだ40歳前でしたから言葉も掛けられませんでした。
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弟が真っ先に聴いてきたのは「叔父さんと同じ病気か?」
「違うと思う、たぶん悪性じゃない普通の腫瘍」「そっか、仮面にならずに済むんだね」
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叔父と同じような症状の方には本心でお見舞い申し上げます…出会って真っ先に視線がいくのは顔ですから。
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100%とは言えないまでも、わたしの腫瘍は良性…医師の対応に危機感が無かったし、看護師さんたちも笑顔が強張ってなかったし。
叔父の最期の顔を思い出しながら…そして夫の緊急に対応した看護師さんたちの表情を思い浮かべ、私は何の危機感も無く安心していられたのです。
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長く生きていると、いろんなことなあります…もちろん、ツライことより楽しい嬉しいことが多かったはずなのですが。
一つ病気を持つたびに、その病気から思い出す懐かしい人との優しい想い出。
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叔母はいま膵臓癌で入院中とか、会っておきたいと思うのですが「母は意識も定かでは無いし、疲れさせたくないから」と…従弟の言葉ももっともで~。
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強い思いで末期を生きた夫の思いに酬いるように、元気に生きて行きます。
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つらい、お話でした。。。最近でこそさまざまな再建術やいい医療材料などがありますが、きっとその当時は、手術で病変を取り除くのが精一杯だったのでしょうね。。。
亡くなった方にまつわる思い出は、何年経ってもこうしてあちこちに残っているのだなぁ、と改めて思いました。私もそうです。何かのはずみに、祖父母や義父、叔父や叔母の思い出が蘇ります。思い出してくれる人がいなくなった時が、本当に死んでしまった時なのでしょう。
私の子どもたちは、亡くなった叔父叔母のことは、顔もほとんど知らないのですが、夫や私のきょうだいのことは、叔父叔母として、ずっと心に残るのでしょうね......。こうして人は連綿とつながっていくのだなあ。。
ちょっと時間に余裕のある、雨の土曜日。何だかしみじみしてしまいました。
投稿: じゅんこ | 2013年10月 5日 (土) 14時25分
こんばんは。
今日は雨のようで雨でなしの空模様で、何もする気が有りませんでした。
癌の罹患率2人に1人だそうですね。
いつ自分がなっても不思議ないですね。
投稿: みかん | 2013年10月 5日 (土) 18時08分
はっきり覚えていないのですが「どうせ死ぬならがんが良い」とかいう本が出ているらしい。
読んだことはないのですが、がん経験者としては、そうかな~と疑問です。
「がんと闘うな」も読んでみようかと思ったのですが、小心者の私は読むのを止めました。
不安で眠れなくなりそうですから。
ば~ばさんの腫瘍は良性なのでしょう?
悪性なら腫瘍が無くなっていてもきっと先生は、「一応切ってみましょう」とおっしゃるでしょうし。
投稿: MOM | 2013年10月 5日 (土) 20時17分
健康で生きることがあたりまえ。
青空に急に黒い雲。瞬く間に、大空に広がって、
そらは真っ黒。そんなものが、病かもしれませんね。
私には、突然の病。10年後の母の病。
人の人生なんてわかりません。今日は、10キロランして
物思いにふけっていました。
「やるぞ!」これです。笑
人生の残り時間がなくなる気がしちゃうんですよ、近頃。
ばーばさま。何かしましょう!病から脱出しましょう。
投稿: みどり | 2013年10月 6日 (日) 12時15分
ば~ばさん こんにちは。
辛いお話です。
医学が進歩したとはいえやっぱり癌は怖いです。
寿命が来るまで、健康でいられたら
どんなに幸せなことかと思います。
今日は蒸し蒸し暑くて体がだるいです(ーー。
投稿: チーちゃん | 2013年10月 7日 (月) 16時03分
イケメンの叔父さまにとっては人並み以上にお辛かったでしょう。
夫は脳腫瘍、病室に叔父様のような方がいらっしゃいました。
マスクをされてない時は目のやり場に困りました。
病気は本人にも周りにも多くの物を多くの物を失わせますね。
投稿: ベンジャミン(keiko) | 2013年10月 7日 (月) 19時40分
いつもありがとうございます、やっと爽やかな秋が…台風が来なければいい季節なのですが
コメントをありがとうございます。
我が家の息子や娘も、この叔父はもちろん、私の父も知りません…でも私の父と息子とは干支が同じで誕生日が近いのです、なんとなく縁を感じました
。
コメントをありがとうございます。
年々に癌の発症&死亡率が高くなっていますね
。
コメントをありがとうございます。
癌で死ぬ苦しみを知らない人が書いたのでしょうね、癌患者に無礼です。
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ただ闘うなと言うのはある意味分かります…抗癌剤が病巣以上の苦しみになることもあるから
コメントをありがとうございます。
残り時間が短い…時々そんなことも考えますが焦らずノンビリ。
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帯を結ぶのが大変になってきたので、時間を見ては付け帯に縫い直してます(高い帯に鋏を入れるのが快感になりました)
コメントをありがとうございます。
ご両親ともご長命だから大丈夫!、って言い切れたらいいのですけど、でも不安ですよね
。
コメントをありがとうございます。
体の何処も失っていい箇所なんてありませんが、顔が削られていくって隠しようも無いですし
。
投稿: ば~ば | 2013年10月 8日 (火) 14時14分