夫婦最後旅が富岡製糸場
美味しく食べられ、小さな楽しみがある日々…『一病息災』で穏やかに優しく生きていきたい。
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いま、世界遺産登録で話題になっている群馬県富岡市の“富岡製糸場”。
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夫が手術も出来無い高ステージの癌だと告げられて、3回の連続抗癌剤治療を受けたあと次回の抗癌剤のための休養期間を貰いました。
二人とも「一緒に旅する最後のドライヴ」と言わずとも感じていて、私は無意味に明るくはしゃいで。
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『医者でも治らない病も治す』と信じ(?)て草津温泉~四万温泉~妙義山~富岡製糸場など彼の体力を見合わせながら走りました。
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その旅行中、彼は全てこのドライヴに賭けたように末期癌闘病中とは思えないほど精力的で…。
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末期癌の宣告を受けてから、夫の発案でのドライヴ旅行…その旅の最後に寄った場所『富岡製糸場』。
妙義山から軽井沢方面に向かうつもりだったようですが、急にルート変更するのは夫の常。
「そうだ、富岡製糸場を見て行こう…近くに“峠の釜めし”屋があるはずだし」。
(その時の写真です)
そこが来月中旬には世界遺産に登録されるかも。
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ドライヴの翌月から4回目の抗がん剤治療が始まり、夫はみるみる痩せ衰えていきました。
それでも担当医は「息をしている間は抗癌剤を使うぞ」とでも言わんばかりに…途中で胃管再建バイパス手術を挟み、抗癌剤は8クールまで続けられて。
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夫の思い付きで旅の最後に『富岡製糸場』に寄ったこと…勝手に不思議な縁を感じ、登録実現を願っています。
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また、悪戯や悪意のコメントは削除させて頂きます。
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また、“非公開で”の連絡や報告も書き込んでくださいね。
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強い思いで末期を生きた夫の思いに酬いるように、元気に生きて行きます。
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コメント
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色んな所に行ったでしょうが最後に行ったところが世界遺産になるなんて、素敵ですね。
投稿: みかん | 2014年5月28日 (水) 22時19分
様々な想い出がある富岡製糸場ですね。
先日、ばーば様が記事で書いていらっしゃった「悪医」を読みました。
最後で涙が止まりませんでした。
ご主人を癌で亡くした友人は、「あの時医者がこうしてくれれば・・もっと生きられたかも」と今でも苦しんでいます。夜も眠れないと・・・
投稿: MONA | 2014年5月28日 (水) 23時41分
最近、なにかと話題の製糸工場。
本当ですね、ご主人さまとの最後の旅の思い出が
世界遺産という形で実現できるといいです。
何かのご縁なのでしょうか。ですね!
日本の歴史と美を世界の人々に知ってもらいたいです。
ご主人様もきっと拍手されますよ。
投稿: みどり | 2014年5月29日 (木) 11時42分
「最後」というものがいっぱいありますよね。
「最後の旅」世界遺産になるかもしれない富岡製糸場だったのね。
私もば~ばさんと同じころに行きました。
空いていてゆっくりと見学できました。
↓眠れない話、私もブログの下書きに入っています。
似たような経験をしています。
投稿: けいこ | 2014年5月29日 (木) 12時20分
コメントをありがとうございます。
夫と最後に行った場所が世界遺産に登録されたらいいなぁ
。
コメントをありがとうございます。
名医や良医と人間味は関係ない、患者の身になれる医師が末期患者や家族の心を救うのかも
。
コメントをありがとうございます。
此処で生産された絹糸から織られた美しいシルク生地が世界の女性を魅了した…その陰にあった女工哀史も語り継がれて欲しいです
。
コメントをありがとうございます。
私たちが行った時も、平日で空いていました…ツアーじゃないので団体さんのガイドを盗み聞きしながら
ユックリ見学して回りました
。
投稿: ば~ば | 2014年5月29日 (木) 13時55分