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2014年10月23日 (木)

茶席の洋花

japanesetea美味しく食べられ、小さな楽しみがある日々…『一病息災』で穏やかに優しく生きていきたい。

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Rimg0047サンダーソニア、これも私の好きな花の一つ。

別名はクリスマスベルbell…でも本来の花期は夏です。

原産国は南アフリカで~そうか南半球のクリスマスは夏なんだね。

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この花姿は通人にも好まれるようで、茶室の1輪差しにも幾度か見ました。

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茶席に活けられる花は茶花と呼ばれ、亭主がとくに心配りするのだそうです。

茶道具以外に、茶席で主要なのは床の間の掛け物で、茶席の花は掛け物にも匹敵と。

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茶席の道具組みは趣向に合せて前もって準備できますが、花はその日に一番良い状態の生花を活けるのですから他の道具のようにはいきません。

千利休は「花は野にあるように」と説き、「一種類二枝」を軽く活けるのが良いと。

華道(生け花)のように活け方に特に決まった型はありませんが、一輪の花を生かして趣のあるように…花は蕾が少し咲きかけのものを控えめにだそうです。

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茶花は季節や場所にふさわしい花、それも出来れば自分で育てた花や野山から採ってきた花を。

でも、都会ではなかなかそんな花選びも大変…“野山”どころか庭も無いお宅が多いですし。

逆に花屋なら幾軒もあり、洋花中心に沢山の種類の花があります。

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サンダーソニアを初めて茶室で見たのは、33年ほども前に麹町・議員宿舎傍の懐石茶寮。

かなり名の知れた通人がマンションの中に開いた店でした。

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「このお花は?」「サンダーソニアという洋花ですが、なかなか好いでしょ。

いまの時季は菊の類が多いのですが、主客のTさん(私)のイメージとは少し違う気がしましてね。

かと言って薔薇では今日のお菓子(たしか柿の味の和菓子)に合いませんし…この花を見つけて「コレだ」と思ったんですよ」

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その日の懐石のお献立の方は忘れてしまいましたが、客の私に合せて選んで頂いたこの花とその名前はしっかり記憶に刷り込まれたのです。

茶花を選ぶ時の亭主の思いを、私は充分に汲んで拝見させて頂きました。

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強い思いで末期を生きた夫の思いに酬いるように、元気に生きて行きます。

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コメント

花一輪が心を温めますよね。
野の花が好き!(゚ー゚)

お早うございます~♥♬
千利休の「一輪の朝顔」の話を思い出しました
若い女の子のタレントさんが
「写って(カメラに)何ぼ、目立って何ぼ…目立つ事だったら何でもします…」
って言ってました
事務所から言われて考えもせず喋ってるんでしょうが…
侘び寂の日本の心は何処に行ったんでしょうか
上手なお点前だなと眺めていると着物を上手に着た外人さんだったりして…
茶道習う外人さんが多いそうですね
ブログを拝見してホッとしました…。◠‿◠。✿

こんにちは
日本の文化は、全てが細やかですね。
それは、食にも、茶道にもいえるようです。
茶道はむろんのこと、いけるお花やインテリアなどなど
細部にわたります。細やかな日本人の気配り。
西洋人には理解しがたいところでもありますし、
神秘的な魅力でもあるようです。

ば~ばさん 今晩は^^
野の花を一輪、和みますね
お花があると一気にお部屋が華やぎますし
心が落ち着きます。

その花、見たことあります。スズランの親玉、という感じだなあと思いましたが......サンダーソニアという名前なのですね。

お茶室のしつらえのひとつひとつ、お点前のひとつひとつに意味があって、亭主の心遣いがこめられているのですよね。実用性が美しさを生む、というのでしょうか。。

pencilMONA様
花はいいですね~、1輪でも満開でも、野でも花園でもsmile


penciltime様
女の子ばかりじゃないですよ~男の子も、目立ちたいしモテたい…楽して得したい…そんな風潮coldsweats02


pencilみどり様
“侘び・寂び”に惹かれて修業する外国人がいっぱい…日本の伝統は外国人に引き継がれる?coldsweats01


pencilチーちゃん様
野の花でも温室の花でも、花がある生活で心が優しく穏やかになりますconfident


pencilじゅんこ様
カチカチの決まり事より、亭主の設えの意味やセンスを感じ取り感謝出来るようになりたいですsmile

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