名残り栗のご飯
美味しく食べられ、小さな楽しみがある日々…『一病息災』で穏やかに優しく生きたい。
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手術だ入院だとバタバタ(いえウロウロ)している間に、生栗の時季が終わったようです。
「今年は“栗ご飯”食べそびれたなぁ」と諦めかけていたら、産直店に『今季 最後 デース』の貼り紙付きで3袋。
時季がずれただけに味が不安でしたが“Last Chance”とか“限定”とかに弱い性格。
だから、即 GET。
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夫が口にしなかったものは甘味…野菜でも甘さを感じるものは苦手で、薩摩芋やカボチャ、栗なども食べませんでした。
だから、彼の生前には滅多に栗ご飯は炊かなかったんですが。
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実りの秋を象徴する栗は、古くから栽培されていて『古事記』や『万葉集』にも登場。
ブナ科の落葉樹で日本原生の果樹、“五果(柑橘・棗・梨・柿・栗)”の一つに数えられます。
“桃栗三年、柿八年”と言うくらい、結実が早く、風土への適応性が強いですが、シーズンは短く9月~10月に集中。
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一般的に、果樹と言えば“水菓子”と言われるくらい瑞々しいものですが、栗は穀類に近くクルミやアーモンドに似ています。
主成分が澱粉で他にビタミンB1・B2、蛋白質も含む点でも穀類に近い栄養価で、奈良・平安時代には穀類と同じ扱いでした。
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充分に栗を味わうシンプルな『栗ご飯』で、生の剥き栗を米と一緒に炊き込まない料亭料理長仕込みの栗ご飯。
- 昆布でしっかり取った出汁と、調味は塩少々だけでご飯を炊く。
- 炊き上がったら、茹でて剥いた栗を入れて蒸らす。
- 煎った白胡麻を指先で捻るようにして振る。
余分な具材も調味料も使わないから、出汁をしっかり取って米を炊くのがポイント。
新米も出始めましたから、米と栗の旨味が良く分かる炊き方です。
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昆布出汁の栗ご飯ですか美味しそ~~~๑→ܫ←p~♥
ば~ばさまはちゃんと季節を味わう風流人ですね
秋だからこそ栗の炊き込みご飯が堪りませんね
私も今日は秋を食べてみましょうか…。◔‿◔。
栗は無いのできのこの炊き込みか、鮭の混ぜご飯か…☝(๑’ᴗ’๑)
あ~考えてるだけで…お腹が鳴ってきます…(๑´ლ`๑)フフ♡
投稿: time | 2015年10月21日 (水) 09時43分
いつも旬の食材は食すようにしていますが、1回は炊き込みご飯です…秋の炊き込みは新米でさらに美味しいですね
投稿: ば~ば | 2015年10月21日 (水) 12時34分
栗の渋皮煮と栗の甘露煮は作ったのに、栗ごはんを作るのを忘れていました。
うちも息子は栗ごはんを喜んでくれません。
お塩とお酒のきいたご飯は好きなのですが、栗が「もそもそして嫌だ」そうです。
私も食べたくなりました。
投稿: MOM | 2015年10月22日 (木) 14時19分
男性でも栗カボチャや薩摩芋が好きな人は居ますね、でもご飯に入れるのだけはダメって人も
投稿: ば~ば | 2015年10月22日 (木) 16時45分