柿の白和えin柿釜
美味しく食べられ、小さな楽しみがある日々…『一病息災』で穏やかに優しく生きたい。
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『雨柿日栗』という諺があります
初夏に雨が多いと柿が豊作で、栗の出来は良くないというのです
今年は柿が豊作らしい・・・と言うことは初夏は雨が多かったのかな?
確かに、ちょっとの雨というより豪雨は多かった気がしますね
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柿は「隔年結実」といって、生り年と不生り年が交互にくるとも聞きます
柿は乾燥には弱いが耐湿性は強いので、土壌の乾燥を防ぐために木の根元に俵を敷き詰めるといいらしく、特に塩俵は豊作の翌年にも木が休まずに実をつけるそうです
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雨に強い柿、とは言っても、雨続きだと落葉や落花が多くなるかも知れませんね
また、柿は雌雄意異株で受粉しない花は落ちますから、たくさん実をつけるには人工授精が必要
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さて、昔から柿は“水菓子(デザート)”と呼ばれて好まれました
また、酒の悪酔いを防ぐといわれ酒肴としていろいろな料理にも使われてきたんです
とくに、正月の『柿なます』は酒を飲む機会の多い時季には理に適った古人の知恵料理
ほかにも、江戸時代には『柿けんちん』『柿寄せ』『柿の白和え』『柿の黒衣』『柿ころも』『柿しんじょ』・・・etc
手の込んだ柿料理が数多く作られていたそうですが、残念ながら名前は残っているものの本当の作り方は正確に伝わっていません
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そこで、馴染みの有る“白和え(絹衣)”で『柿の白和え』を柿釜に入れてみました
ヘタ部を蓋のように切り落とし、中をくり抜いた柿を器に
小さく切って茹でたエリンギとブロッコリー、柿の中身を絹衣で和えて詰めます
白和えの衣
木綿豆腐(150g)は、電子レンジで1分半加熱して粗潰し
摺り胡麻(大1)、白味噌(大1~1.5 )、砂糖と薄口醤油(各小2)を混ぜます
木綿豆腐を裏漉しして、胡麻を練り胡麻に換えると、もっと上品な絹衣に
衣は冷凍できるので多めに作っておいてもいいですね
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季節感たっぷり、 お洒落で美味しそう
このように素敵な白和えは頂いたことないです。
柿釜、私には無理だわ
投稿: hikobae | 2016年11月19日 (土) 10時35分
柿を繰り抜くだけでオシャレ感が出ますね、その作業以外は手間無しなんですけど
投稿: ば~ば | 2016年11月19日 (土) 11時30分
ずっと前に大好きな和食のお店で柿を使った小鉢がでました。
白あえではなかったのですが、何かと和えてありました。
それがとても美味しかったのですが、家で作って見なかったので何とあえてあったのか忘れてしまいました。
柿はそれほど好きではないのですが、とても美味しかったことだけは覚えています。
今度行ったら聞いてみようと思います。
投稿: MOM | 2016年11月19日 (土) 21時12分
とても手が込んでいて、美味しそう~
白和えは大好きです。
投稿: MONA | 2016年11月19日 (土) 23時05分
白和えも美味しいので作ってみてくださいな
柿の甘さが白和え衣と合い、ちゃんとオイシイ惣菜してます
投稿: ば~ば | 2016年11月20日 (日) 05時24分
まぁ、オシャレな白和えですね。
姑が作る白和えが美味しかったわ。
白和え、何年も使ってない気がします。
柿が美味しい季節ですね。
投稿: けいこ | 2016年11月20日 (日) 19時02分
一人分の衣を作るのは億劫なので多めに作って冷凍、だから和えるだけで簡単なんです
投稿: ば~ば | 2016年11月20日 (日) 19時09分
料亭並みの一品ですね。 素晴らしい ‼
さすが、ば~ばさん。
投稿: yasu | 2016年11月20日 (日) 19時20分
調理すると言うより工作してるようで楽しいですよ、甘い柿なのに肴になります
投稿: ば~ば | 2016年11月21日 (月) 06時08分