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2019年2月18日 (月)

河豚刺し(てっさ)

美味しく食べられ、小さな楽しみがある日々…『一病息災』で穏やかに優しく生きたい

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本当は2/9日に食べたかった河豚…『福(2/9)の日』

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河豚の骨は貝塚からも発見され、日本人が太古から河豚を好んで食べた証

河豚は「当たれば死ぬ」というので“鉄砲”の異名をもつくらい内臓の一部に猛毒を持つ魚

他に食べる魚が獲れなかったわけでもないのに、なんで毒を持つ河豚を好んで食べたのかしら…それだけ、この毒魚の味が美味で誘惑的だと言うことでしょうか

猛毒の正体は《テトロドトキシン》で、なんと青酸カリの300倍もの強さだそうです

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武士社会になると、主君のためにある命を、あたら河豚中毒で落とすのは不名誉極まりないと武士には河豚を食べることが禁じられたんですって

その点、町人は気楽なもので『河豚は食いたし、命は惜しし』なんて言いながら、冬を待ちかねてその美味を享楽していたようです

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そんな魚だけに河豚に因む諺や逸話はかなり多く、『河豚喰う無分別 喰わぬ無分別』なんていうのもあります

ちょっと艶っぽい川柳もありましたよ

ふぐ汁のようなものだと妾を見

大人なら、男性なら、羨ましいような怖いような思いが分かるのでは?

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井原西鶴の作品にも『好色一代男』をはじめとして河豚を賞味する江戸町人の姿が活き活きと描写されています

俳人・芭蕉も、

あら 何ともなや きのふは過て ふくと汁

との句を残しています

河豚を食べた夜は心配で安眠出来なかったが、朝まで何ともなくて、やれやれとホッとすると…その気持ち、分かるだけに笑えないですね

俳人・芭蕉の句をもう一つ

河豚汁や 鯛もあるのに 無分別

鍋なら鯛という美味しくて安心な魚だってあるのに、何を好んで毒がある河豚を食うのか…といいつつ河豚を食べる…この気持ちも分かりますね

たしかに鯛は美味しいけれど、鯛を食べるのは春になってからでもいい

冬はやはり旬の河豚で鍋=てっちり

何と言われようと、その味の誘惑には勝てないようです

千年以上も昔に、北宋の詩人・蘇東坡が「河豚の味、一死に値す」といっているくらいですもの

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いまは河豚を捌くのは、ちゃんとした国家資格を持った調理師

資格ある調理人の包丁に任せて、安心して賞味したいですね

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ガラス細工の花弁のように美しく繊細な“河豚刺し=てっさ”

Photo_4

もっとも、これはスーパーの刺身売り場で買ってきたんですけど

アララ、気を付けずに盛り直したら一昨日の北海蛸刺しと同じ皿

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料亭で大枚はたいた河豚も、スーパーの刺身売り場の河豚も…味は河豚(*ノv`)b

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コメント

おはよー(^^)
今日は朝から穏やかでちっとも寒くないです。
このまま春になるといいなぁ(^^♪

河豚、美味しいんでしょうね
盛り方が上品で芸術的〜☆
やっぱり怖いのと高級かな?ってのがあって
食べたことないです(^.^;

チーちゃん様
河豚の調理は国家資格ですから安心して食べてます、私的に冬の間に1/年は食べたい魚なの

河豚料理一度は食べてみたいものの、命惜しさの自分に呆れかえっています。
病院で処方される薬が変わっても副作用を読んでしまうと、そちらの方に気が行ってしまいしばらくは胃が付いていきません。
お店に並んでいるので安心だと思うんですが・・命がけで今度挑戦してみます。(笑)

yasu様
現代では闇業者でも無い限り「命がけ」は無いでしょうね、養殖では無毒の河豚も出来てます

食通のばーばさまですもの、「てっさ」流石です! 
獺祭でいただいたら至福の時ですね~ (゚m゚*)

河豚一度ごちそうになったことがあったのですが、味を覚えていません。
生ものが苦手なので、お鍋に入れてもらったからでしょうか?
それ以来一度も食べていません。
夫が特に食べたいといわないので、買うこともないし。
高級魚は我が家向きではないのかもしれません(〃艸〃)ムフッ

MONA様
下関に赴任した知人夫婦とで河豚と獺祭で宴会しました…舌が喜びで縺れるほど(呑み過ぎ)


MOM様
河豚刺しは魚っぽい生臭みが無くて旨い思います、大阪は河豚が買い易くてその点羨ましい

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