日本国民は戦争しまへん!
美味しく食べられ、小さな楽しみがある日々…『一病息災』で穏やかに優しく生きていきたい。
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“憲法記念日(5/3)”はまだ先ですが、ちょっと憲法の話を。
戦争放棄を掲げた憲法九条を改正?(改悪)しようとする与党の動きが急速化してますね。
憲法九条ってどんな法律なのか具体的にご存じでしょうか?
憲法九条で問題になっている自衛権には大まかに二つの考え方があり、それは「個別的」なのか「集団的」なのかです。
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日本政府(与党)は「独立国である以上、個別的自衛権も集団的自衛権も持っているべき」という立場。
ただ憲法九条で戦争を放棄しているので、他国を応援することであっても戦争は出来ない=集団的自衛権は使えないと分かってはいるのです。
つまり「日本は国際法上、集団的自衛権を持ってはいるが使えない」、だから友達約束しているアメリカの加勢に行くためにも憲法九条を変えようと。
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憲法の解釈を変えて集団的自衛権の行使も認めるべきだとする人が居ます。
一方で、日本は集団的自衛権を行使できないから他国の戦争に巻き込まれず平和なのだという考えもあります。
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憲法の解説本は数多くありますが、どれも堅苦しい+難しい=肩が凝る。
そんな憲法をまさかの気軽さで勉強しました。
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私が読んだのは『日本国憲法・大阪おばちゃん語訳』(谷口真由美著、文春社、 \1,100)です。
この本を読もうとしたキッカケは、この言葉にグイッと惹かれて。
法律って難しいと思てるお人も結構居てはります、法律ちゅうのは国が決めるルールですねん。
例えば何で信号守らなアカンのか言うたら、車も自転車も人も好き勝手に動いたら危ないですやんか。
そんな信号ルールのポイントは「キマリを知って、皆が守るちゅう気持ち」
赤は止まれやって知らんかった人が事故に遭っても誰も庇ってくれませんねん。
憲法っちゅうのは“国の基本法”で全てのルールの大切な根っこ。
せやさかい、自分の国の憲法くらい知っとかな…知らんよりは知っといた方がエエちゅうことやね。
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例えばいま問題の憲法九条は『戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認』です。
その条文も大阪のおばちゃん目線では「日本国民は平和を何より大事やと思うて、武力使うて威嚇したり揉め事を解決するちゅうのは認めまへんで。
“戦争”は永久に棄てましてん」とバッサリ。
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集団的自衛権には「ヤンキーの喧嘩みたいなもんで、俺はアイツのツレ(友達)やからちゅうて喧嘩の加勢に行くようなもんですわ。
ほんまはツレの方に問題アリとかちゅうのはすっ飛ばして救けに行かな~て、自衛っちゅうより他衛でんなぁ」と言う具合。
「憲法ちゅうのは、ある時は平和を守り、ある時は国の主役は其処に住む人々なんやって確認させて権力者にブレーキをかける…それが憲法ですねん。
国民はみんな真面目に憲法を守らなアカンと思うとる、けど一番守らなアカンのは権力者(内閣総理大臣、国務大臣、国会議員、裁判官、公務員)でっせ」と明快
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大阪のおばちゃんのお喋り聴いとる間に、堅苦しい憲法も笑いながらサックリ理解出来るちゅう感じの本やねん。
半端なお笑い本より余程おもろいでー。
騙された思うて読んでみ、暇潰しにおもろい本読んだら憲法に詳しゅうなっとった…ってどないダ?。
アレッ、なんやワイも大阪のお婆ちゃんになっとんがな (´艸`)プププ。
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